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「遙かなる時空の中で」
遙か3(景×望)

月光

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-月光-

淡い月の光が、単衣を羽織っただけの、君を照らしている。

肩に掛かった髪が一房はらりと背中に落ちるのを見ていたら急に不安になって、触れたくて手を伸ばした。

「景時さん、ほら月がキレイですよ。」

君が急に振り向くから、伸ばした手は行き場を失って、力なく床に落ちる、

「ほんと、キレイ…だね。」

中途半端に投げ出された手を不思議そうに見つめる君を誤魔化すように君の体越しに、闇に浮かぶそれに目をやる。

「ここに来て、月がこんなにキレイなんだって知ったんですよ。」

君は無邪気に笑う。
でも、黒い闇の中に、頼りなく輝いている下弦の月がオレの心の中をそのまま映しているようで、

ホントウニ キレイナノハ キミ
オレハ キミヲ ケガスコトシカ デキナイ

キミに触れるのが怖いのに、キミに触れたいと想う気持ちを止められない。

「私ねこうやって景時さんと月を見るの、好きです。」

優しい微笑みを浮かべて見つめてくれる君を、泣いているのか笑っているのかも解らない顔で見つめる、

「 どうして君はそんなに優しいの?  」

オレが何をしたのか解ってるのに、そうやって微笑むから、これが現実だと思いたくなってしまう。

「……望美ちゃん……。」

もう一度君を抱きしめたくて、もう一度この手に君を感じたくて、手を伸ばす。

「景時さん、ほら月がキレイですよ。」
「ここに来て、月がこんなにキレイなんだって知ったんですよ。」
「私ねこうやって景時さんと月を見るの、好きです。」

同じことを繰り返す「君」は、延ばされた俺の手をすり抜けて揺らめいて、

…消えた…

やるせない想いが溢れてしまいそうで加減をせずに握りしめた掌から、赤い筋が伝う。

「痛い…よ。」

でも、君のほうがきっとこんな傷なんかより、もっと傷ついて痛い思いをしている。

こんなふうにしか出来ないオレは、もう2度と君の笑顔を見ることも、抱きしめることも、その温もりに溺れる事も許されない。

「ほんと、オレってバカだよね…。」

空にあるのは欠けてゆくだけの月、闇に溶けてしまう頃オレは、きみにもう一度会だろう。

今度は、敵として


ね、お願いがあるんだ。
最後の時には、君がオレを葬って?

それだけが、今のオレの願いだから…。
心が冷え切ってしまう前に、君のその暖かい剣で

オレを…殺して…。


終わり
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